ヘルニアにならない為にトレーニングは必須?
椎間板ヘルニアって何なのか?
背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしている軟骨が変形して、組織が一部が飛び出てしまうことを言います。
ヘルニアという言葉が何かが飛び出ることを意味します。
この飛び出しものが椎間板の部分にある神経を圧迫して、腰や足に強い痛みや痺れを起こすことがあります。
この痺れがあることを坐骨神経痛といって、一番馴染みのある症状ではないかと思います。
椎間板ヘルニアの症状
部位によって症状が違い、椎間板のある頚椎、胸椎、腰椎に分かれます。
頚椎のヘルニアは首や肩、背中に痛みを感じたり、腕に痺れが出たりします。
手や指に痺れを感じると、日々の細かい動作に影響が出てしまうケースがあります。
例えば、携帯を操作する際やお箸を使うとき、靴紐を結んだり、洋服のボタンの開き閉めなどです。
症状が悪化すると、腕が上がらない、肘が曲がらないなどの麻痺や握力の筋力低下が起こる可能性があるので、必要であれば手術の選択肢もあるかと思います。
胸椎のヘルニアは身体の構造上、あまり出ることはありませんが上部と下部で症状も違いますし、診断自体も複雑なものになります。
下肢の痺れや感覚の低下、筋力低下など脊髄神経が圧迫された際の神経症状が出たりします。
腰椎ヘルニアは坐骨神経痛と言われる足の痺れや痛みが出ます。
坐骨神経は腰からももの外側、足の裏、指先まで痺れが出てこの症状のことを坐骨神経痛と言います。
電気が走ったようなビリビリとした感じがある方が多いです。
他にも痺れの出る部分が人によって様々なことが特徴ではあります。
椎間板ヘルニアの治療
椎間板ヘルニアの治療には保存療法と手術療法があります。
保存療法には神経ブロック注射、薬物療法、理学療法があるのでそれぞれを見ていきましょう。
神経ブロック注射…激しい痛みを抑えるために局所麻酔やステロイド薬を注射して痛みを和らげます。
注射の部位によっては、身体の状態を見つつ、入院する選択肢もあります。
薬物療法…非ステロイド性消炎鎮痛剤や筋弛緩薬を使って痛みを抑えます。
理学療法…痛みが落ち着いた後は筋力向上や器具を使って可動域を上げるなどの対応を行います。
日頃から気をつけたいこと
最近ではコロナウイルスの蔓延で多くなっているテレワークによって、長時間椅子に座ることで腰への負担が大きくなり、筋肉が硬くなってしまうので数時間に一回は立ったり移動したりして固まらないようにすることも大事です。
他には長時間の運転や掃除機がけ、台所での調理、荷重状態での階段の昇降など継続な腰への負担がかかる動作には気をつけたほうがいいでしょう。
とはいえ、仕方なく行わざるおえない状況もあると思うので、行なった日の寝る前には必ずケアをすることをオススメします。
椎間板ヘルニアの予防
椎間板ヘルニアにならないための予防としては筋肉の弛緩と強化になります。
定期的なトレーニングでの筋力強化、日々のストレッチやマッサージによる筋肉の弛緩を行うことが必要になるので、ご自身で行えない場合はパーソナルジムに通うことがベストです。
何をどうトレーニングすればいいか、どうやってストレッチやケアを行えばいいかをマンツーマンでしっかり教わることが出来るので、オススメです。
当ジムのお客様の中にもヘルニアを経験して筋力強化をしたい方、病院での診断ではもう少し状態が悪化したら手術したほうがいいといった方もいらっしゃいます。
ダイエットや健康維持だけではなく、怪我や病気に対しての予防や改善も行っていることで年齢も幅広い方が通って頂いています。