腱鞘炎ってどんな状態で起こってしまうのか?
腱鞘炎ってどんな病気?
腱鞘炎は手の使い過ぎで指や手首の関節に痛みが生じてしまう疾患のことです。
手には腱というものがあり、手を使いすぎると、腱と腱鞘というものの間に摩擦が起こり、腫れます。
安静にしていれば、腫れは落ち着き症状も軽減されていきます。
ですが、人が生きていくのに手を動かさないのは難しいですし、この疾患が起こるのは主に仕事や子育てをしている普段から手を動かすことが多い人によく出てしまう病気です。
その生活が変わらない中で、安静にして動かさないというのは、現実的ではありません。
腱鞘炎の症状
症状としては、親指が最も多く、中指、薬指がそれに続きます。
重症になっていくと、自力では難しくなり、痛みも増していきます。
多くは指を曲げる際に起こるものがほとんどですが、指を伸ばしていくときに症状が出るものもあり、親指の付け根に生じるドケルバン病と言われています。
親指を他の指で握って、小指側に手首を曲げていくと、痛みが出ます。
腱鞘炎にならないための予防策
予防に関しては、指や手を使いすぎないようにする。
1日の中で、定期的に休憩をとる。ストレッチを行う。
症状が出そうな段階の時点でサポーターを使い、手首を固定しながら生活する。
仕事や育児だけでも大変な状態で、腱鞘炎になってしまうと、辛いものがあると思います。
改善も出来ますし、繰り返さない身体作りも行なっていくことが大事になります。
腱鞘炎を治す方法
主に使いすぎで起こる腱鞘炎は安静にすることが第一ですが、なかなか難しいことです。
なので、1日の終わりには指を伸ばした状態でテーピングなどで固定することで指が緩んだ状態になり、効果的です。
また、固めた状態で1日を過ごすと固まりすぎてしまうこともあるので、1日の中で数回はストレッチやマッサージをして、筋肉を緩めた状態をキープしてあげることも改善に繋がります。
また、治療院や整形外科、接骨院では消炎症剤を含んだ塗り薬を使用するのも最適な選択かと思います。
そして、トレーニングも改善の一つになります。
全て手の力で物やお子様を抱えるのではなく、背中や肩、下半身の筋肉を使って、持ち上げたりすることで手首への負担を減らせることもできます。
それにはある程度の筋肉をしっかりつけなければなりません。
なので、筋力トレーニングを行い、腱鞘炎になりずらい身体作り、なってしまっていたら症状が出ないように改善していくトレーニングを行う必要があります。
当ジムのお客様でも、美容師の方、絵描きの方、育児を行なっているママさんが腱鞘炎の症状が出た方もいましたが、トレーニングとケアを繰り返し、改善していき、今は症状が出ない状態をキープしております。