乳酸菌と聞くと、大体の人が頭に浮かぶのは?

大体の人が乳酸菌と聞くと、お腹にいいもの、腸内環境が良くなる、肌が綺麗になるなどが思い浮かぶと思います。
上記のような効果があるのは事実で、腸内環境が良くなることで、免疫力が向上するのが大きなポイントです。
まずは乳酸菌が何なのかを知る必要があります。

そもそも乳酸菌って何?

乳酸菌は糖を分解して乳酸を作る細菌のことで、腸内環境を整える善玉菌の一つです。
善玉菌には消化を助けて腸内環境を整える働きがあります。
その一方で、発ガン物質や有害物質を発生させる悪玉菌という細菌も、腸内には共存します。
善玉菌と悪玉菌が腸内でバランスを保っていますが、悪玉菌が強くなってしまうと健康リスクが高まります。

乳酸菌を食事に取り込むことで得られる4つのメリットは?

1.整腸作用
腸内環境が乱れ、悪玉菌が活発になると有害な菌や病原菌が増殖しやすくなり、様々な健康リスクが発生します。
乳酸菌は乳酸を作り出して、腸内を酸性にすることにより、腸からの栄養吸収を促します。
悪玉菌の繁殖が抑えられて腸内環境を整えてくれます。

2.免疫力が向上する
人間の身体は、悪影響を与えるウイルスから守る免疫という機能を持っています。
免疫の働きをする免疫細胞のうち、7割以上が腸内に集まっています。
乳酸菌は、小腸に存在する免疫細胞に働きかけ、免疫活性化のスイッチを押してくれます。
これにより免疫力が活性化され、風邪予防やインフルエンザ予防にも繋がります。

3.内臓脂肪の減少
腸内環境が悪化していると代謝が落ちてしまうため、痩せにくい身体になってしまいます。
乳酸菌を摂取して腸内環境を整え、基礎代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい身体を目指すのが大事です。

4.美肌効果
食事の乱れやストレスによる腸内環境の悪化は、肌荒れの原因になります。
便秘は腸内の悪玉菌が多い状態であり、腸内に腐敗物質が増加してしまいます。
細胞が傷つき老化を促進する活性酸素も増殖してしまい、肌荒れに繋がってしまうのです。
ですが、乳酸菌を摂取すれば善玉菌が多くなれば、腸内環境が整い便秘改善が期待できます。
そして、活性酸素を撃退して肌の細胞を守り、肌の調子を整えてくれるのです。

1日に必要な乳酸菌の摂取量

結論、いくらでも摂っても問題ありません。
なぜなら、一日1兆個の乳酸菌が有効に働くと言われています。
食事から摂取できる量ではありません。
ヨーグルトを食べたとして100gあたり10億個の乳酸菌が含まれていますが、1兆個となると10㎏のヨーグルトを食べてやっと1日で働く量を摂取できます。

効果的な乳酸菌の摂取方法

食物繊維やオリゴ糖と一緒に摂取すると乳酸菌を増殖させる作用があります。
【食物繊維を多く含む食材】
納豆、きのこ類、海藻類、にんじん、さつまいも、かぼちゃ、牛蒡
【オリゴ糖を多く含む食材】
大豆、バナナ、玉ねぎ、じゃがいも、アスパラガス

乳酸菌含む代表的な食材

ヨーグルト、チーズ、キムチ、味噌など
ヨーグルトなどは間食などで摂取しやすいので積極的に摂取してみましょう!