まず、足のつるってどういうこと?

皆様も足がつる経験がありますか?
運動中や就寝中、起床時に急に立ちあがろうとした時など色々なケースがあります。
つるという症状は足や手のなどの筋肉の伸縮バランスが崩れて、異常な収縮を起こして、元に戻らない状態を言います。
筋肉の痙攣の総称を意味し、こむら返りという言い方も聞きますが、「こむら」はふくらはぎを指します。

「足がつる」はどうして起こるのか?

運動を長時間続けて疲れていたり、運動前に準備運動が不足していたり、体力不足や運動不足の時に起こりやすく、栄養不足も多く関係してくることが認められています。
また、高齢者に多いのは疾病が原因で起こる可能性が強いことが指摘されています。
例としては、腰椎椎間板ヘルニア、動脈硬化、糖尿病、甲状腺異常、腎不全の他、女性に限りますが妊娠中も挙げられます。

寝ている時に起こりやすい原因

一番起きて欲しくない時である夜中に足がつる経験もしたことある人も多いと思います。
通常時で健康体の状態であれば、過剰なイオンは汗や尿などから排出され、自然に身体のバランスは調整されます。
ですが、睡眠時は汗を沢山かいていて脱水症状にあります。
さらには身体を動かさない状態にあるので、心拍数も落ちていて血行は低下しています。
血行が低下していて、イオンバランスが崩れている時にたまたま寝返りを打って、筋肉に刺激が加わると、筋肉細胞が暴走して、過剰な収縮が起こりやすくなります。

足がつる5つの原因に対する改善ポイント

・血行不良
冬に多い身体の冷えやオフィスワークやテレワークの座り仕事で座っている状態が多い方、寝ている方の血行の低下
・筋力低下
年を重ねるにつれて、仕事などが原因で運動する機会も減り、運動不足によっての筋力が低下
・体温低下
夏に冷房をつけての就寝、秋冬にかけて気温が下がるにあたっての体温の低下
・ミネラル不足
ミネラルの一部であるカルシウムとカリウムは筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあり、この2つのバランスを調整するのがマグネシウムです。
そのため、このミネラルが少なくなると身体のバランスが崩れる
・水分不足
人によりますが、就寝中にはコップ約1杯分の水が汗で排出されます。
それが原因となることも多いです。
特にお酒やカフェインには利尿作用や脱水作用があるので、その際は寝る前に水分をいつもより飲んで就寝することが大事

つらないために日々の対策は?

十分な栄養を摂ること、水分をしっかり摂ること、日々の運動習慣を作ること、ストレッチやマッサージをして血行促進などなど
これだけで、つらないわけではないですが少しでもつらないような状態を作っておくことが大事です。
日々、気をつけるべきことを心がけて生活してみましょう!