筋肉痛って何?

筋肉痛には「早発性筋肉痛」と「遅発性筋肉痛」の2種類があります。
早発性筋肉痛は運動した直後、もしくは運動中に起こる可能性も起こる筋肉痛のことで、激しい運動や日常以上の負荷がかかって、過度の緊張状態が続くと、血行が悪くなり、筋肉の代謝物である水素イオンが溜まって筋肉痛が起こることになる
遅発性筋肉痛は運動して24時間から72時間ほどで起こる筋肉痛で、主に皆様が翌日に起こる筋肉痛はこのことをいいます。
この筋肉痛は筋肉が伸ばされて起こるので、筋力トレーニングや階段、坂の上り下りで生じて起こります。

筋肉痛が歳のせいと感じる理由

若い時はその日のうちに筋肉痛が来たのに今は翌日やもしくは翌々日に感じることもあるという声も聞きます。
その差は何か?まずは2種類の筋肉痛の差があること。
子供の時や学生時代は筋力トレーニングようなことはあまりせず、毎日ランニングしたり、部活で走ったりするので、どちらかというと早発性筋肉痛の可能性が高いこと。
社会人からは毎日走ったりすることはなく、週1〜2回などの筋力トレーニングする方が多いかと思います。
この際に起こる筋肉痛は遅発性筋肉痛といえるでしょう。
また、時間の関係もあります。
24時間後から72時間後に起こる筋肉痛はトレーニングをする時間で当日に来る可能性と翌日もしくは翌々日に来る可能性があります。
例えば、朝(8時〜9時)に負荷の高いトレーニングをした場合、夜から少しずつ筋肉痛が起こる可能性もあるので、寝る前には来始めることもあります。
ですが、夜(20時〜21時)にトレーニングをした場合は寝るまでに来る可能性はなく、翌日の夕方もしくは夜から来始めてピークは翌々日の朝になることが多いです。
そういった状態が起こることで、次の日に筋肉痛がくると歳をとったせいだと思う方が多いのではないでしょうか。

筋肉痛を起こしやすい原因

主な原因は運動やトレーニングによって疲労物質である乳酸が溜まることで起こります。
ですが、この乳酸が原因起こるわけではないと言われていて、この物質が溜まる原因はこれ以上、負荷をかけ過ぎると身体の限界が来てしまうので、その限界を超えないようにブレーキをかけるためのものだと言えます。
乳酸が溜まる理由が、筋肉の伸び縮みによって筋肉が傷つき炎症が起こります。
主に筋肉が引っ張られたり、伸ばされた際に起こり乳酸が溜まりやすく、その後筋肉痛が生じます。

筋肉痛が来ても来なくても効果は得られる

筋肉痛が来ないと、トレーニングした意味がないと思われる方もいますが、これは違っていて筋肉痛の有無に限らず、トレーニングの効果は得られますので安心してください。
ですが、その負荷や強度によって筋肉痛の強弱もあるのも事実です。
毎日、同じ負荷で同じ部位をトレーニングできる強度だと目的にもよりますが、筋肉量を上げたい、筋肥大を狙いたいとかであれば、少し物足りない可能性もあるので、トレーニングの内容を見直してみても良いかもしれません。
間違いなく、トレーニングを行えば行っただけ効果は得られるので筋肉痛が来ないからやめようということもなく、継続していきましょう!