炭水化物の中の糖質と食物繊維とは?
糖質と食物繊維の違い
糖質は食品として摂取した後に腸内で消化され、エネルギー源となる栄養素のことです。
基本的にはご自身の基礎代謝や活動代謝を超えて糖質を摂取してしまうと、血液中に中性脂肪として蓄積してしまい、内臓脂肪になり、さらには皮下脂肪になることも考えられます。
食物繊維は小腸で消化、吸収されずに、大腸まで達する食品成分です。
さらに、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。
食物繊維は、腸内で善玉菌の餌となり、大腸内で善玉菌を増やす働きがあるので、整腸効果、便秘解消に効果があると言われています。
不溶性食物繊維に関しては、水分を吸収し、膨らむ性質があるため、便の量を増やして、排便サポートをしてくれます。
最近では、糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルに次ぐ第6の栄養素としても注目されています。
主な食べ物はこちら!
【糖質】
・芋類
・砂糖
・果実類
・白米
・パン
・麺類
【食物繊維】
・玄米
・麦飯
・とうもろこし
・納豆
・芋類
・ごぼう
・キャベツ
・白菜
・青菜類
活動エネルギーになるのはどっち?
生活やトレーニングでエネルギーになるのは、糖質になります。
糖質は直接、腸で消化吸収が行われて、活動エネルギーに変換されて有効に使われます。
また、脳の唯一のエネルギー源でもあるため、摂取が不足すると頭の回転が悪くなったり、頭痛が起こったりするので、ダイエットや食事制限をしている状態の場合も糖質の摂取量はしっかり把握しながら行うことが大事になります。
糖質ダイエットをする際の注意点
食物繊維は糖質の中に含まれている要素なので、糖質を制限しすぎると、食物繊維の摂取を不足しがちになるので、注意が必要になります。
食物繊維が不足すると、腸内環境が悪くなり、便秘になりやすくなったり、生活習慣病のリスクも上がってきます。
ケトジェニックダイエットをして、ダイエットやボディメイクを行っていく際には、糖質を制限しても脂質をエネルギー源として行うので問題はありません。