ナスの栄養素

・カリウム
ナスに含まれる栄養素の中で、一番特徴的なものの一つです。
体内の余分な塩分と水分を体外に排出して、高血圧の予防やむくみの解消に役立ちます。
水分と共に、身体の熱を放出して体温調整に期待できます。
夏は怠さや食欲不振などの夏バテの予防や緩和に効果があります。
・ポリフェノール
ポリフェノールの一種であるナスニンは、強い抗酸化作用があり、免疫力向上やアンチエイジング、ガン予防にも効果があり、ブルーベリーなどに含まれているアントシアニン色素なので、視力や眼精疲労改善にも期待できます。
・食物繊維
腸内環境の宝庫である食物繊維が含んでいるので、便秘改善や予防はもちろん、血糖値の上昇を緩やかにしたり、血中コレステロール値を低下させたりする働きがあるので、心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病の予防にも役立ちます。

ナスにはこんなことわざがある

「秋ナスは嫁に食わすな」
聞いたことのあることわざではないでしょうか?
意味は二つあって、秋ナスは身体が冷えるので妊婦さんに食べさせてはいけないというものと、秋ナスは美味しくてもったいないから嫁には食べさせないという意地悪なものとがあります。
秋ナスを少し食べ過ぎたからといって、健康に害を及ぼすほど身体が冷えてしまうことはありません。
夏ナスとは一味違った甘みを強い味わいを楽しめる秋ナスは、美味しく食べれます。

ナスを食べる注意点

ナスは水分率が約94%なので、食べ過ぎても栄養部分には問題ありません。
しかし、ほとんど水分なので食べ過ぎると、お腹が緩くなってしまうことがあります。
そのため、過剰摂取には下痢などのリスクを気をつけないといけません。
摂取する目安としては、1日3〜4本を目処にしましょう。

ナスを美味しく食べるメニュー

・ナスの焼き浸し
・ナスの煮浸し
・ナスのポン酢煮
・ナスの南蛮漬け
・鶏モモとナスのトマト煮
・ナスとオクラのお浸し