コラーゲンって実際どんなもの?

身体を構成するタンパク質の一つで、皮膚や骨などあらゆる組織や臓器に分布されていて、細胞同士を繋ぎ合わせる役割を担っています。
人の身体は約20%がタンパク質で出来ていて、その中の30%がコラーゲンです。
身体の至る所にコラーゲンは存在していて、皮膚に含まれていることは知っている方も多いようですが、実は骨、軟骨、血管にもコラーゲンは多く含んでおります。
コラーゲンの比率ですが、肌のコラーゲン率が約70%、骨のコラーゲンが約50%、関節軟骨のコラーゲンが約60%で構成されています。

コラーゲンの効能

【コラーゲンの主な効果】

・肌に潤いや弾力を与える
皮膚の中でも真皮が肌組織の本体になりますが、その大部分がコラーゲンによって構成されています。
皮膚のハリや潤い、弾力などが調整されています。
肌をきめ細かく形成されていて、美容面において重要な役割があります。
・丈夫な骨を形成する
肘や膝の曲げ伸ばしに必要な関節の動きを滑らかにしたりする効能もあり、丈夫な骨を形成して骨折などの怪我を予防が期待できます。
・関節の動きを良くする
関節軟骨でコラーゲンの合成が行えないと、関節は滑らかな動きを失って可動域が狭くなり、怪我や痛めることも増えます。
・丈夫な腱や筋肉を作る
コラーゲンは筋肉と骨をつなぐ腱の主成分でもあり、筋肉の中にも豊富に含まれています。
損傷した筋組織が回復していく時に活発になるので、コラーゲンを補給することで新しい丈夫で健康的な筋組織が形成することができます。

コラーゲンを多く含む食材

・鳥の手羽先
・豚の白モツ
・牛すじ
・鮭
・うなぎ
・フカヒレ
・エイヒレ
・なまこ
・クラゲ
・えび
・杏仁豆腐
・ゼラチン

コラーゲンを摂取する際の注意点

コラーゲンを過剰摂取すると、分解されずに体内に蓄積したコラーゲンが副作用を伴います。
例えば、太ってくる、便秘になりがち、浮腫みやすくなる、ニキビができやすくなる、頭痛、下痢、かゆみなどのアレルギーを引き起こすことがあります。
比較的、脂質が多い食べ物にコラーゲンも含まれていることが多く、摂取する際は量を気をつけなければなりません。