疲れを取るには肝臓を温めるのがベスト?
肝臓の機能
肝臓の機能には主に3つの働きがあります。
・代謝
食べ物からの栄養素をそのまま取り込むことができません。
そこで肝臓が胃や腸で分解や吸収して、取り込みやすい栄養素やエネルギーにしてくれます。
ですが、必要以上に食べ物やアルコールなどを多量に摂取すると、肝臓に脂肪が多く溜まってしまい、肝機能の低下に繋がります。
・胆汁の生成と分泌
主に脂肪の乳化とタンパク質を分解しやすくする働きがあります。
この働きによって、脂肪は腸から吸収されやすくなり、さらにはコレステロールを体外に排出する際にも必要な物質です。
・解毒作用
肝臓には体内に摂取した有害物質を毒性の低い物質に変えて、尿や胆汁中に排泄するという解毒作用があります。
必要以上にアルコールや薬剤を飲みすぎると、解毒作用が追いつかず、肝臓に大きな負担がかかります。
また、肝臓の機能が低下すると、血液中のアンモニアが増えてしまい、脳に障害が起こる可能性もあルため、注意が必要です。
身体の中で基礎代謝が一番高いのは何?
代謝に着目していきますが、人には基礎代謝があり、その中でも代謝が一番高いのは肝臓なのです。
その割合はなんと、、、27%です。
他の割合を見てみると
脳19%
筋肉18%
腎臓10%
心臓7%
その他19%
圧倒的に肝臓が高いことが分かります。
体温が1°上がると、基礎代謝は13%上がると言われています。
そのため、代謝の高い肝臓を温めることで体温も上がり、基礎代謝を上げることに繋がります。
肝臓を温める方法は?
・半身浴で全身を温める
・肝臓部分(右脇腹)にカイロを貼る
・肝臓部分に蒸しタオルを当てる
・腹巻をする
半身浴は毎日でも構いませんが、その他の方法は週に2〜3回程度に行うと良いかと思います。
あまり行いすぎると、肝臓への負担も大きいので、加減しながら行うようにしましょう。